先輩紹介

臨床検査事業 臨床検査技師

臨床検査事業 臨床検査技師
M・O

総合研究所 検査グループ 検査クラスタ1 血液 臨床検査技師
2012年入社

仕事の内容は?

輸血のための血液検査と不規則抗体検査を行っています。

私は主に、患者様が適切な輸血を受けられるように血液検査と不規則抗体検査を行っています。検体は、関西一円および北陸地方の病院、クリニックの患者様から採取されてきます。血液検査ではABO式血液型のオモテ検査(ABO式血液型判定用抗血清と患者(被験者)の赤血球との間で行われる)、ウラ検査(ABO式血液型が既知の赤血球と患者血清との間で行われる)、RH式血液型の検査があり、これらは機械で検査しますが、量が少ない検体に関しては手作業になります。一方、不規則抗体検査は、夜勤の担当者によって陽性か陰性かがスクリーニングされ、陽性と判定されたものに対して、日勤の担当者が抗体の同定を行います。同定が必要となる検体は通常1日に5-10本程度ですが、増えてくると時間内に終えることが困難になりますので、私は自分なりにプロセスのパターンをマニュアル化し業務効率を高める工夫をしています。また、たまにペットや家畜などの動物の血液を顕微鏡で、成分に異常がないかなどを調べることもあります。

やりがい、成長、そして目指すのはどんなところ?

輸血認定の資格をとり、
アドバイスサービスの質の向上を目指します。

抗体の同定は、判断や解釈が難しいことが少なくありません。そうした中で顧客の医師や看護師の方々から検査結果に対する質問を受けることがあり、私が回答したことに対して感謝の言葉をいただくとき、大きなやりがいを感じます。また最近、後輩が自ら考え意見を述べてから質問をするようになり、その成長ぶりを目の当たりにして嬉しく思っています。実は3年くらい前から先輩たちが異動等で退き、いつの間にか私や同期のメンバーが業務上で上位の立場になっていました。それまで先輩に頼っていた顧客対応も自分たちがするようになり、質問への対応を考慮しながら検査をしたり、積極的に勉強するようになりました。そのことは自身の成長につながっています。今後は、まず輸血認定の資格を取得したいと思っています。受験勉強の中で輸血の臨床現場の知識も得られますし、資格を取得すればアドバイスサービスの質を上げ、相手に対しても信頼度を高めることが出来るのではないかと思っています。

これから社会人になる人たちへアドバイスを。

人との交流を大切に。
勉強は原理を学ぶように心掛けてください。

コミュニケーション力はやはり必要です。外部の勉強会などに行ったとき、様々な立場の方と接するので、交流できればとても有益だからです。ご自身で人見知りな性格であると感じていれば、少しずつ改善する意識を持たれてみてはいかがでしょうか。
また、国家試験を受験するための勉強法として、丸暗記はお薦めできません。私自身が後々苦労した経験から言いますと、まずは原理を知り、わからなければ調べるように心がけると良いと思います。

【 私が入社を決めた理由&会社の魅力 】

充実したサポート体制があり、
専門性を追求できるところが魅力です。

私は、血液に特化しスキルアップをしたいと考えていましたので、ファルコバイオシステムズの、自身の専門性を追求できる点に魅力を感じ入社を決めました。実際、入社後は専門職として勉強しやすい環境が整っており、参加したい勉強会や学会があれば、積極的に参加でき、レポートによるフィードバックをすれば金銭的なサポートも受けられます。私は、勉強会や学会に参加して多くの人達と情報交換するようになり、大きく世界が広がりました。一方で、希望した日に休みが取りやすく産休等の制度も整っており、プライベート面も合わせて働きやすい職場だと思っています。

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